1683年、18歳の八百屋の娘・お七が、放火の罪で3日間の市中引き回しの上、火あぶりの極刑に処せられた。
前年12月28日に江戸で発生した「天和の大火」の際、お七の家は燃えてしまい、親とともに寺に避難した。
お七はその寺で寺小姓・生田庄之介と出会い、恋仲になった。
やがて店が建て直され、お七一家は寺を引き払ったが、お七は庄之介のことが忘れられなかった。
もう一度火事になれば庄之介にまた会えると考えて、3月2日の夜に家の近くで放火に及んだ。
近所の人がすぐに気が付き、ぼやで消し止められたが、その場にいたお七は放火の罪で御用となった。